海辺の女の子
海辺の女の子
ちよっとまえに買って、
渋谷から池袋に帰る間の電車で読み耽って、池袋通り過ぎちゃった漫画。
二巻で、完結だったけれど
二年以上も出るまでに間隔が空いた
ソラニンでも有名な、浅野いにお先生の漫画
浅野いにお先生の漫画は全部持ってるけど、その中でもまた少し変わった話だった。
空から見たら、僕らは凄くちっぽけだけど登場する中学生からしたら、ただただ自分が世界の中心で、その中で起きる様々な出来事に苦悩して行動して。
まだまだ若い子供の心にある小さい窓を覗いてるような、そんな気分になる漫画。
主だったキャラはごく普通の女の子と、引きこもりがちな男の子で、絵もぱっと見爽やかそうなのに、中身はとても薄暗くて、やはり浅野いにおワールドに描かれてる。
中学生がやりまくってるし
いじめとか自殺とか、引きこもりとか。
現代の若い子の問題をリアルに書いてもある。
この漫画が果たして青春全開と感じるかは人それぞれだと思うけど、
最後すれ違うシーンがあってそこは本当に胸が痛くなった。
すごく閉鎖的な世界で最後は蝶に、と思ったら。えー的な、幕引き。
浅野いにお好きには、ぜひ読んでもらいたいかな。プンプンよりはライトだしね(^ ^)
漫画はやはり素晴らしい。